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【2020年02月29日】
【 FOSG(フルクラム オステオパシー スタディ グループ)復習会 in 大阪 参加のご報告 】
今回
2/8~2/13
大阪で行われた
私が現在所属するオステオパシーグループ
FOSG(フルクラムオステオパシースタディグループ)
主催で行われた国際セミナー復習会に参加してまいりました。
今回の復習会は
去年の国際セミナーで実施された内容をベースに実施されました。
今回の講師としては
私たちFOSGの代表であり
仲間として共にオステオパシーを学び
多くの患者さんに対して日々表現し続けている
西山 正洋 代表です。
彼は、大阪市北区にある「フルクラムオステオパシックセンター」
の院長を務めながら、現在私が所属しているオステオパシー グループである「F.O.S.G」の代表でもあります。
オステオパシー を人生の一つとして捉え、数多くのセミナーを国内外問わず日々受講する一方、講師としても全国を飛び回り、多くのオステオパスに伝統的なオステオパシー を伝えている、オステオパスとしてではなく、人生の仲間として尊敬し、憧れる人物の一人です。
彼とはオステオパシーを通じて10年以上の仲になります。私は彼のオステオパシーに向き合う真摯な姿とその行動に強く惹かれ、彼と共にオステオパシーを学びたいと思い今の経緯に至ります。
彼は、オステオパシーを単なる知識や技術として捉えずに、一人の人間の生命と自分自身の生命をオステオパシー を通して繋ぎ、その人を通して過去・現在・未来に及ぶ人生に対して大きなインパクトを与えることができる素晴らしいオステオパスです。
今回の復習会においても、去年実施された国際セミナーの復習会に対する知識や技術的な理解だけではなく、彼の知識と技術、経験や想いを融合した、国際セミナー内容をよりバージョンアップさせた内容でした。
特に今回重要視していた内容は、オステオパシーにおける概念と感覚の整理と統合だと私は感じています。
オステオパシーは特に手技的要素、手の感覚が非常に重要視されており、無数に存在する技術も、繊細な手の感覚がなければ効果が得づらいため、私たちオステオパスは、臨床現場での実践以上に多くの時間を費やして、その技術の習得のための手の感覚を鍛える練習を日々行っています。これはオステオパシー以外の様々な◯◯治療や◯◯療法なども同じです。
ただ、技術を習得し、臨床で実践していくためには、反復練習による数も勿論必要であると考えますが、その技術の裏付ける哲学や理論は勿論のこと、なぜこのような医学や知識そして技術が存在してるのか、私たちは何を目的として、その施術を選択し、提供しているのかを頭と心で捉え、思考し、繋いだ上で提供する媒体(道具)となる、私たち自身の身体と統合させる必要性があると考えます。
今回は、技術の習得に向けての実践練習も行いましたが、それ以上に、オステオパシーから様々な施術に共通する概念を本当の意味で認識し理解した上で、一つ一つの技術を実施していくことが最重要視され、私もそれを学ぶことができました。
健康とは何をもって健康というのか、ただ痛みなどの症状や病気にのみに囚われていないのか。
本来あるべき人間としての存在、生きる意味や意図を、自分自身を通して、日々考えた上でオステオパシー という素晴らしい世界に没頭していく必要性を感じました。
生命を扱うからこそ、生命について真摯に向き合い、感じ、考え、動くことが私たち施術者にとっても必要不可欠であり、終わりのない旅なのだと思います。
この終わりのない旅を、本当の意味で健康で充実したものになるよう、オステオパシーを通して日々楽しみながら、何かに悩み、困っている方々が、少しでも人生の素晴らしい選択ができるように、日々精進していきます。
畦地 一郎
【フルクラムオステオパシースタディーグループ】