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【2018年07月10日】

【国際セミナー(DR.Julie Mai,D.O.) in 大阪 参加のご報告】

 

 

今回

6/30~6/1まで大阪で

私が所属する

 

FOSG(フルクラムオステオパシースタディグループ)

 

主催で行われた国際セミナーに参加してまいりました。

 

セミナー講師として、

 

アメリカのオステオパシー医師であるDr.Julie Mai,D.O.(ジュリー・マイ博士)でした。

 

セミナー内容として

 

「オステオパシーによって子供の潜在能力を最大限に発揮させる方法

 〜 存在の本質から働きかける 〜」

 

となっており、主に小児分野における内容でした。

 

今回の講師でもあるジュリー・マイ博士は、カリフォルニア州のサンディエゴとコスタメサを拠点とし、伝統的オステオパシー全般及び頭蓋オステオパシーを研究、実践されています。またホメオパシー及びバッチ・フラワー・エッセンスの認定も受け、これらの療法を必要に応じて補助的に用いられています。

 

 

彼女はサンディエゴにあるOsteopathic Center for Children(オステオパシックセンターフォーチルドレン)の創設者でもあり、伝統的オステオパシーを受け継がれ、長年に渡って特に小児分野において多大な貢献をなさっていた伝説的オステオパスでもあるDr.Viora M Fryman,D.O.,FAAO,FCA(ヴィオラ・フライマン博士)に誘われて、10年間そのセンターでフライマン博士の下で働き様々な発達障害を持つ子供達の治療を経験し、また、新生児や妊婦を含む大人の問題にも取り組まれていました。尚且つ半年間以上フライマン博士と同じ治療室で患者を一緒に診て、直接彼女から指導を受けています。フライマン博士の受け継がれてきた知識や技術はもちろん、伝統や思いも直接受け継がれ、多くの方々に伝えている素晴らしい女性であります。現在では様々な場所で講師陣の一人として活躍し、医学部の非常勤講師も務められています。

 

 

私たちは、去年の1月にオステオパシックセンターフォーチルドレンで行われた小児オステオパシーのセミナーで、彼女と初めてお会いすることができ、その際に私たちのために休憩中もこと細やかにアドバイスを頂き、その教える熱意と姿勢の素晴らしさや技術の高さを体験していたこともあり、是非彼女の教えをもっと聞きたいと思っていました。

 

また私自身、フライマン博士に本当に会いたかったということもあり、サンディエゴの施設に行った経緯もあります。そのフライマン博士から直接10年以上も指導を受けている彼女からフライマン博士から伝わっている事を直接聴けるという事もあり、今回のセミナーを本当に楽しみにしていました。

 

セミナーでは、子供への評価や施術を中心にフライマン博士から教わった様々な伝統的な技術やその感覚を教わりました。その技術も、伝えられたままの内容はもちろんですが、彼女自身が様々な研究や経験を踏まえてよりよい形で変化させた内容も教わり、その知識や技術の深さに感動しました。

 

しかし様々な知識や技術の高さよりも、更に私が感動したのは、オステオパシーがただのテクニックではないという事でした。オステオパシーのテクニックは、ありとあらゆる身体の部位に対して無数のテクニックが存在し、今も尚変化し、進化し続けています。そのテクニックは、科学的根拠に裏付けされたものであり、今世の中にある治療テクニックの根元を辿れば、オステオパシーテクニックに行き着くというほどでもあります。

 

いかに効果のある治療テクニックを知っていて、それを臨床で使えたとしても、そのテクニックを最大限に発揮させるためには、そのテクニック自体にある方法論や知識ではなく、その前に相手を真に理解しその解決策を見つけるためにいかに考え、評価していくのかということがより大切だということです。

 

尚且つ、その評価をする上で絶対的に必要とされる触診から、いかに最大限、相手の情報を得るためにオステオパスとしていかに考え、どのように実践していくのかというテクニックばかり増えている今の時代にとても必要とされる内容でした。

 

人間は単なる有機物ではなく、そこには知性が存在し、全ての身体構造物にはその存在一つ一つ意味があるということ、そしてそれが機能不全になるということも意味があるということです。

 

私達オステオパスは、その情報を触診ということからいかにより良く最大限の情報を感じ取り、理解するのか、そのために私達が備えている優れた手や考える指(Thinking Fingers)をいかに利用していくのかという生命を扱っていく上でより実践的に具体的な内容を教えて頂きました。

 

(手から手へ……しっかり伝えていただきました。)

 

その触診は非常に繊細でしたが、しっかり構造を捉えるそのプレゼンスが素晴らしく、その基盤を築いている知識や思考は勿論、その思いに強く感動しました。

 

今回、3人の子供の実際の治療を見させていただきましたが、最初から最後までコンタクトが緩むことなく、一人一人、1人の人間としてコンタクトし、施術していくその姿は治療家というより、ヒトがヒトとしてそのヒトのためにヒトに接しているという、ただただ単純な事だけれども、その無意識な感覚に心打たれました。

 

ジュリー・マイ博士のセミナーを通して、フライマン博士から伝承されたオステオパシーを、私達に知識や技術として伝えてくれたことに本当に感謝していますが、それ以上に彼女が伝えたかったことがその熱意や思いであり、そこまでしっかり教えていただいたことに本当に心から感謝しています。

 

手から手へ………

 

オステオパシーの創始者から伝わってきたその手をフライマン博士からジュリーマイ博士、そしてその想いと感覚を一人一人にしっかりと伝えてくださいました。

 

私も、この感覚と想いを

 

手から手へ

 

様々な方に伝えていきたいという想いと

 

人生に迷いや困られている方が少しでも良い方向へ行けるようお手伝いをしていきます。

 

まだまだ今年はセミナー三昧ですが、オステオパシーを通して素晴らしい人生を皆さんに送っていただくよう全力でやっていくと同時に、私や家族の人生も素晴らしい人生になるよう進んでいきます。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

(その熱い想いを本当に一生懸命話していただきました)

 

 

Osteopathic Field Breath

畦地 一郎

 

 

【フルクラムオステオパシースタディーグループ】 

 

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