オステオパシック

FIELD BREATH

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【2018年06月20日】

【2018シンポジウム インターナショナル in Montreal 参加のご報告】

 

 

今回、6/1から6までカナダのモントリオールで開催された

 

「35th International Symposium on Traditional Osteopathy in Montreal」

 

に、現在所属しているFOSG(フルクラムオステオパシースタディーグループ)のメンバーで参加してまいりました。

日本からカナダのバンクーバーまで約12時間。

バンクーバーからモントリオールまで約5時間のフライト。

宮崎からの現地までの移動で約24時間かけて行ってきました。

 

今回で2度目のモントリオールでのシンポジウムへの参加。

私達FOSGが師事しているフィリップ・ドゥリュエル D.O,DScOが創設され、校長もされているCEO(Collège d’Études Ostéopathiques)で行われました。

 

初日は世界的に有名なオステオパスによる研究発表などが行われるカンファレンス。

 

 

そして、2日目以降は7つのコースに分けられており、主にシンポジウムで講演をされた各D.O.が講師として勤められた4日間のワークショプ。

そして、1日の特別なワークショップという形になっています。

 

また、2日目の夜には、スターナイトという主に今回ワークショップで講師をされるオステオパスが、実際に患者を施術する場を間近で見れ、またあわよくば施術をしてもらえるという時間です。世界的に有名なオステオパスの実際の施術を同じ空間で体感できるというのはすばらしい時間と空間でした。

 

 

そして、3日目にはGALAというパーティーが行われ、今年D.O(Diproma of Osteopathy)を取得された学生や年間を通して研究や活動でOsteopathyに多大なる貢献をされた方々の表彰等が行われました。

 

 

今回は前回と異なり、前々日からモントリオールに到着したので、丸1日かけて、前回知り合った私達の友人でもあるアレックス D.O. に観光(自転車を利用して)に連れて行ってもらったり、BBQで更なる交友を深めながら、また新しい友達を作ることができ本当に楽しく素晴らしい時間でした。

 

        

 

今回受講したセミナーは、フィリップ・ドゥリュエル D.O,DScOによる

 

「Breath of Life」

 

を受講しました。

 

 

「Bleath of life」 ブレスオブライフとは、フランス語でSouffle de vie とも言われており、日本語では生命の息吹と訳されています。気やプラーナと同意義として扱われており、宇宙に存在する普遍的なエネルギーであり、純粋意識の意図を通してさまざまな形で生命エネルギーとして目に見えないものとして存在し、私たち人間や全ての万物にバイタリティを与えてくれるものであります。

 

目に見えない力というと怪しいものとして捉えられがちですが、量子力学などの世界では科学的に研究はされており、今なおその存在理由や意味、様々な働きなどが分かってきています。

 

こういった目に見えない力というのを目に見えない状態で扱い健康や人生に影響を与えられている方々もいらっしゃいますが、オステオパシーではそれを目に見えない力から扱うという方法論よりも、まずは目に見えるものや事象という現実(物理的な身体や心など)を捉えた上で、その目に見えない力をどのように扱い、調和させるかということを考慮しながら用いることでその力を最大限に発揮させる方法論を用いています。

 

今回のセミナーでは、

ブレスオブライフとは、から始まりその根源や存在意味や役割。人間を含めた生命にどのように力を与えているのか。という大枠の概念から、どのように感じ、コンタクトし、共鳴し、そのエネルギーを現実と調和させて、最大限に利用していくかなどなど。

 

私達が既に学び、日々の施術にとって不可欠な基礎医学やオステオパシー医学の知識、そして技術に対してプラスαとなる内容を惜しげもなく教えていただきました。

 

Sphere、Fulcrum、Stillness、Breath of Life、Potency。。。。。。

 

我々が、日々の治療で扱っている事を、感覚を通してより深く理解できたとともに、オステオパシーの素晴らしさや可能性を体感し、今後の臨床にすぐにでも活かせる素晴らしい内容でした。

 

3日目には、早朝に1時間、希望者のみでの「瞑想」も行い、自分自身の内なる力と外の力との共鳴にてリフレッシュする時間もあり、寝る時間が惜しいくらいに楽しませていただきました。

 

4日間の「Breath of Life」のセミナーが終了し、5日目もフィリップ・ドゥリュエル D.O,DScOによる「後頭(部)/環椎/軸椎の機能不全」に関する内容を受講しました。

 

後頭(部)/環椎/軸椎に関する基礎的知識、なぜこの3つの骨が重要であるのか、そしてどのような相互的関係を持ち機能しているのか、そしてどのような病変そして症状が起こり、そこに対する適切な評価やテスト、その結果に合わせたテクニックなどなど。1日では全てを学ぶことはできませんが、その内容の深さと量は、目から鱗でお腹いっぱいになる内容でした。

 

今回のモントリオールでのシンポジウムに参加させていただき、特に感じたことは、

 

余計なことをいかに考えずに、相手の健康や幸福だけを常に考えながら接していく、私たち施術者側の意識や意図、そして態度が非常に大切であると感じました。

 

その意識や意図が、私たちのコンタクトを変え、相手が本当の健康に近づく方向へと自分自身で導いていくということです。私たちはあくまでもそのインターフェイスであることの大切さを学びました。

 

そのインターフェイスになる私たち自身も本当の意味での健康でなければ、インターフェイスとして機能しないということです。

 

オステオパシーは本当に深く、私たちの人生のバランスをとることができる本当に素晴らしい医学であると感じています。

 

私たちは常に学び続け、自分自身も日々成長し、健康であり続けなければならないと感じています。

 

今回も、素晴らしい仲間と素晴らしい場所や人々に出会うことができたことに本当に感謝するとともに、このような機会を与えたくださった西山代表に感謝しています。

 

 

 

今回、フィリップ先生のブドウ畑や厩舎や覆馬場に招待していただき、乗馬見学や自家製ワインと美味しい食事を、世界的なD.O.の方々と一緒に楽しみました。中でもフィリップ先生の愛馬に対する施術を見させていただいたのですが、素晴らしいの一言であり、やはりオステオパシーは全ての生命に対して行うことができる医学なのだと痛感しました。

 

 

そして帰りもアクシデントもありましたが約24時間かけて、宮崎まで帰ってきました。

 

 

これからも日々オステオパシーを探求し、自分自身を深めるていき、日々の診療や人生を楽しんでいきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

Osteopathic Field Breath

畦地 一郎

 

 

 

【フルクラムオステオパシースタディーグループ】 

 

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