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【2018年05月12日】
【国際セミナー(Philippe Druelle, D.O. DscO) in 大阪 参加のご報告】
今回
5/3~5/7まで大阪で
私が所属する
FOSG
(フルクラムオステオパシースタディグループ)
「セントラルチェーンと自己調節~生命の樹~(第2部)」
に参加してまいりました。
講師はFOSG主催では6回目の来日となる
Philippe Druelle DO, DscO
(フィリップ・デュリィエル DO,DscO)
彼は、その優れた業績により世界的に認められたオステオパスです。
今回は去年行われた
「セントラルチェーンと自己調節~生命の樹~」
の第2部となり、より生命、
セントラルチェーンとは
相互バランスのとれた筋膜の連続であり、生理機能・代謝を促進する自然の支点であるだけでなく、進化途中の意識と生命に突き動かされて表明される意識とを共鳴させる自然の支点をも生み出すと考えられています。相互作用によってセントラルコヒーレンス(中心的首尾一貫性)*注をもたらす複数の要素から成る一つの機能単位と考えることができます。
物理的、肉体的な意味でのバランスをとる支点ではなく、体の内部中心部を司る、一連の「エネルギーの通路」としても考えられ、「生命エネルギーの具現化されたもの」とも言われています。筋膜や血管、様々な器官や主要となる内臓、神経叢や自律神経系などがそれぞれの相互作用により、姿勢バランスシステムや一次呼吸メカニズム、筋膜マトリクスなど健康に関わる全てのシステムのエリアに存在し、相互バランス関係を司っていると考えられています。物理的な身体などだけではなく、心理的な要素、情動や感情そしてスピリチュアルな部分(存在の意義)なども相互関係を保ちバイオメカニック、バイオエナジー、そしてバイオダイナミック、そういったそれぞれのレベルとの相関性もあり尚且つそのバランスをとるとされる主要なシステムと考えられています。
前回は
セントラルチェーンとは何か
健康に関わるメカニズムや、その健康という見地から見たセントラルチェーンの働き
セントラルチェーンへのコンタクトや調整方法など
セントラルチェーンへの入り口を学ばせていただきました。
そして
今回は第2部ということで
どのような内容か楽しみにしていましたが
セントラルチェーンに関係する神経、神経叢や自律神経、内臓そして脳などを解剖学や生理学などの基礎的な内容から、量子物理学的な分野や一つのエネルギーとしてどのように扱い施術していくのかなどを1回目よりもより深く詳しい内容で学ばせていただきました。
特に今回は
ヒトの進化とは
健康とは
施術者として
ひとりの人間として
どのようにして人(患者)とコンタクトしていくのか
という私達が単なる有機物としてヒトを見ているのではなく
進化し続けている生命への働きかけをいかに行うべきなのかという
私達が患者さんに向き合い
私達自身の人生を生きるために
非常に深かく考察された内容の話をしていただき
自分自信を見つめ考えさせられる内容でした。
その中でも
全ての事象はバランスによって成り立っている
オステオパシーでいわれる
BODY-MIND-SPIRIT
という三位一体のバランスはもちろん
構造と機能
外界と内界など
そして
患者-施術者-治す力
様々なバランスによって健康は成り立つこと
そのためにも私達側に求められる意識や意図
そして想いや願い
そこから共鳴できる世界やエネルギー
分かっていながらも理解していなく、実践もできていないことを私達に知識として理解させながら、体感、感じることで理解させていただきました。
患者さん一人一人様々な方がいます。
様々な医学的な知識や技術も当然必要ですが
私達が真摯に純粋な意識で
治って欲しい
良くなって欲しいという願いを持って
コンタクトし施術していくことの重要さを頭だけではなく身体と心で体感することができた素晴らしいセミナーでした。
これをより深くしていくためにも
より基礎的な知識や技術を学び続け
純粋にオステオパシーを通して
日々の臨床をに向き合い、患者さんそして自分自信の人生を幸福に歩めるようにしていきます。
Osteopathic Field Breath
畦地 一郎
【フルクラムオステオパシースタディーグループ】
https://www.facebook.com/フルクラムオステオパシースタディグループ-1219407778086770/
https://www.instagram.com/f.o.
オステオパシーサーチ